家族の理解の難しい話
いきなり
はい、今日からうつ病の娘でーす
と、言われても、さっぱりわからないんだと思います。
普段通りですから。
兄弟にも私は不安な顔は見せませんでした。
母親と妹の前でだけ、弱くもろい自分を出せました。
父親と兄弟には出さなかったのではなく、出せなかった
のです。
理解出来ないだろうと思い、あえて明るく振る舞い、調子が悪い日は部屋にこもりました。
診断が下されてから、私は実家に戻ることにしました。
でも、働く事は諦めていませんでした。 少しづつ良くなって自分の家で生活出来てから、引っ越そうと思っていたので、自分の家は引き払う事はしませんでした。
それにしてもお金がかかります。
お金は全て母親に一時的に管理してもらいました。
貯蓄
傷病手当
失業保険
母子家庭手当
私の場所は県の団地だった為、非課税の世帯には家賃が変わりました。
ただではなくとも、なんとか1年はここにいられるかな、と、言う様な計算を母親としました。
通学時や、社会人時代に貯めていたお金、(結婚後もそれだけには手を出さずにいました)でもそれだけじゃ足りず、父親は私の生命保険のお金や車のローンも支援してくれました。
感謝です。 本当に父親には頭が上がりません。
金に困ったら街金に借りる前に父親に相談するんだぞと、ことある事に言ってくれたので、お金の話は父親が安心させてくれました。
たまに、自宅に帰ってハンバーグを作り、洗濯をして・・・疲れたら実家にお願いして・・・
こんなに恵まれていたのに、
私は死のうとしました。
生きている価値のない人間だと思ってしまいました。
こんなに尽くしてくれる家族の為によくなろうとは思わず
こんなにさせてしまった私がいなければ苦労はなかっただろうと、そう思ってしまったのです。